沖合底びき網漁業の仕組み

銚子の沖合底びき網漁業の概要
変 革
 74トン型漁船は、水深60~500mを主漁場としており、サメガレイを対象とする場合には、水深800~1,000m海域で操業する場合があります。19トン型漁船においても主漁場は水深60m~50mとなるため、漁場利用に大幅な変更はないと考えられます。
 会社方針                                                                  
漁具・漁法について
漁具・漁法
 底びき網漁業とは、漁船から伸ばしたひき網(ワイヤー等)に連結した漁網を曳航し漁獲を行う漁法です。このうち、沖合底びき網漁業は総トン数15トン以上の動力漁船により、日本近海において操業するもので農林水産大臣許可漁業でする。底びき網漁業には、沖合底びき網漁業のほか以西底びき網漁業、遠洋底びき網漁業、小型機船底びき網漁業等があります。
出展「漁網図鑑(下・底びき網漁具篇)」                           編集:農林省農林経済局統計調査部                              昭和36年7月1日発行 
                                                                                   免震・耐震・制震技術                                            
 沖合底びき網漁業の漁法には、2隻の漁船を使用する2そうびき、1隻の漁船を使用する1そうびきに二分されるが、1そうびきの中でも、曳き(トロール)漁法とかけまわし漁法とが存在します。  2そうびきは、1つの漁網を2隻の漁船が一定の間隔を開け、並んで曳航する漁法です。曳き(トロール)漁法は、網口を広げるための網口開口板(オッターボート)を網口両端に設置し、1隻の漁船により漁網を曳航する漁法である。かけまわし漁法は、1隻の漁船により引き網・漁網・引き網の順に◇型に投入した後、2本の曳網を漁船に固定し曳航する漁法である。主な漁獲物は、スケトウダラ、ズワイガニ、カレイ類、エビ類、イカ類等である。                 免震・耐震・制震技術                                                        
銚子の底びき網漁業
 銚子市は千葉県北東部に位置し、沖合では黒潮と親潮がぶつかるため好漁場が形成され、古くから漁業の盛んな地域です。古くから漁業の盛んな地域で、まき網、沖合底びき網、さんま棒受網などの沖合漁業から、一本釣り、はえ縄、小型底びき網などの沿岸漁業まで様々な漁業が営まれています。沖合底びき網漁業は、主に1そうびきによる板びき(トロール)漁法により底魚のヒラメ、カレイ類をはじめ、エビ、カニ類、タコ、イカ類まで様々な魚種を漁獲しています。             免震・耐震・制震技術